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男のおしゃべり
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    先日 フォーミュラー・ワン自動車レース F1 の
    開幕戦がバーレーンで開催されました

    バーレーンと自動車といえば
    私にはめずらしい経験があります
    20年前バーレーンで自動車免許を取りました
    それまで日本では運転免許証を持っていませんでした

    3ヶ月以上週に1回運転の練習をし
    最後はバーレーン警察の試験に合格し取得

    自動車学校というものはありません
    町外れの広場にゆくと
    教習車を持っている人が集まっているので
    その人(=教官?)と交渉して契約が成立すると
    約1時間その車で練習するのです

    はじめの30分はその広場の地面に棒を4本立て
    それを目印にして車庫入れや縦列駐車の練習をします
    あとの30分は教官同乗で広場を出て
    町の中を右往左往走ります
    バーレーンの首都マナーマの旧市街は
    古い中近東の町特有のクネクネ路地が一杯ありまして
    初心者には厳しい練習コースといえます
    でもおかげで街中の地図に詳しくなりました

    その練習広場には
    中近東独特の白い布を羽織った教官らしき人たちが
    20人くらい集まっていてとても暇そうにしていました
    練習する人が来ない間はすることもないので
    彼らは2人一組になって散歩します
    広場を対角線に沿って歩いてゆきます
    端まで行くとまた戻ってきます
    そして戻ってくるとまた向こうへ歩いてゆきます
    それをいつまでも繰り返すという妙な風景でした

    彼らは「おしゃべり」しているのです
    延々「おしゃべり」しています
    身振り手振りも加えて「おしゃべり」しています

    当時、まだ20歳代だった私は
    「おしゃべり」ばかりしている彼らをみて
    随分無駄に時間を使う人たちだなあ と思っていました

    でもあれから20年、その間私は
    無駄と無駄でないものや時間の使い方について
    いろんな考えを世間に教えてもらってきました

    そして今「しゃべる」時間がとても大切だと思っています
    人間が「生きている」ということは
    「しゃべること」ではないか 
    生きる=しゃべる、と言い切ってもよいのではないか
    と思っています

    今思うと、広場で散歩していた彼らは
    生き生きしていたし、とても楽しそうでした
    ひょっとすると「おしゃべり」を目的に広場に集まり
    片手間に運転を教えていたのではないか
    とさえ思います

    心の悩みを抱える人が多い今を思うとき
    影が長くなるまで散歩を続けていた彼らの後姿が
    とても愛しく思い出され
    それは癒しの原風景のように映っています
    | communication | 02:21 | comments(1) | trackbacks(0) | - | - |
    バーレンって、カタールとかあっちの方ですか?免許、取っちゃったんですね。すごい…。私は日本でさえ、四苦八苦しました。
    広場を散歩しながらのおしゃべり素敵ですね。なんだか哲学的な香りもします。
    | ひらりー | 2006/03/17 9:55 AM |










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